学び舎が教鞭をとる寺子屋

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会話で見る現代文

非常に寒い日が続いています。

そろそろMARCHの受験が佳境といったところでしょうか。

早慶受験生は少しずつ緊張してきている状態かと思います。

 

今回は、「現代文はセンスでしょ!」と思って諦めている方へ向けての記事です。

 

私が学生の頃、現代文が一番出来が悪かった科目です。

理由は、「筆者の言いたいことがわからないし、何が大事かわからない。」と思っていたことです。

 

しかし、塾講師時代に現代文の重ねるにつれて、【現代文とは何か】ということがわかり、センスではない!ということがわかりましたので、お伝えします。

 

1、現代文は「言い換え」の連続である。

2、論理構造を把握しよう。

3、対比構造を理解しよう。

 

以上3点について一気に会話文を例に挙げて説明します。

 

A「最近、科学技術の進歩すごいよね。」

B「すごいね。」

A「でもさ、このままいけばAIに支配されるかもしれないし、人間がちゃんとしないとだめだと思うなー。」

B「そうかな?AIに支配されるなんて空想だと思うけど。」

A「いやいや、確かに今は非現実的なことかもしれないけど、ロボット技術の向上とかすごいんだよ?自動車の自動運転とかも進んでいるみたいだしさ。」

B「そっかー。自動運転技術のCMすごい流れているもんね。」

A「そうそう、科学技術の成長は著しいから、自分たちがその利益を享受しているだけではなく、使う側の人間がしっかり制御しないといけないと思うんだよ。」

B「制御?それは企業がやるでしょ。」

A「確かに、開発企業がしっかりと制御するプログラムを作ってくれるのは大前提だよ。だけど、使う人間が科学技術に甘えてはいけないんだ。」

B「具体的にどういうこと?」

A「例えば、今高齢者の運転での事故が増えているけど、免許を早めに返納したした人には何か特典をあげるとか、更新時期をより短くするとか、高齢者は自動車の種類に応じた講習を受けるように変更するとか。」

B「大変そうだね。」

A「大変かもしれないけど、人間が【考える】ことをやめてはいけないと思うんだ。AIは学習する機能はあるけれど、0から1を作ることはできないはずだし。人間は0から1を作ることができるんだから。その能力を失わないように努力しないといけないと思う!」

 

以上です。

上記の会話を現代文に当てはめると、Aが筆者ですね。そしてBは文章中には現れてきません。むしろ現代文を読んでいる皆様がBに当たるかと思います。

 

では、Aさんは何を言いたいのでしょうか。

【人間は科学技術に甘えることなく、努力しないといけない】

 

これが結論です。そして何度も本文中で出てきています。

言葉は多少変えていますが、何度も同じことを言っています。

 

また、Bさんのような一般的な意見を引用して、それを打ち消すことで自分の主張を強めています。

「たしかに、○○だが、△△。」○○の部分が一般論、そして△△が筆者の主張です。

 

こうすることで、「あなた方が言いたいことはわかっています。しかし、私の主張はそれよりもすごいのです!」

という意味合いを付けることができ、ただ単に自己主張だけではないことをアピールできるのです。

 

そしてこの○○の部分を使うことが対比構造です。

自身の論を強めるためにあえて反対の意見や考え、要素を用意する。

 

主観と客観のような明らかな対義語ではないケースもあります。

 

 

何度も同じ主張をしていること、具体例や対比を使いながら自分の主張を強めていくこと。

これが現代文の文章です。

 

では、これを理解している人でもなぜ読めないのか。

 

それは、「語彙力」です。

同じようなことを言っているんだろうなと思っていても、どこがリンクしているかわからない。そもそも文字が読めなくて意味が分からない…。

 

こういった人は文章中に出てきた難しい語を調べることからスタートしましょう。

現代文の語彙力向上についてはこちらをご参考いただければと思います。

 

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