本日は朝に中央線・総武線が停電の影響で電車が止まっていましたね…。
このような不測の事態が残り少ない受験日に被らないことを祈るばかりですが、時間の余裕を持つこと、1パターンではなく、複数パターンの行き方を調べておくなど、事前準備で不用意な焦りが消えます。
本日は、「個別授業と集団授業、どちらが合うか?」を私の主観も含めてお話します。
まず個別授業は、1対1もしくは1対2が基本です。生徒1~2に対して講師が1名。
片方が解いている間にもう一方に解説。これを順繰り回していく授業形態をイメージしてください。
そして、集団授業は学校の授業をイメージしてくれたらと思います。
では、それぞれに合う人を挙げていきます。
【個別授業が合う人】
- レベルの差がある人
- 明確な苦手科目(分野)がある人
- 短期間に集中して学びたい科目がある人
です。
では、それぞれについて詳細をお伝えします。
1、レベルの差がある人
これは、2の項目とリンクする部分がありますが、周りの授業についていけない人や周りの授業が退屈で仕方ない人。
不適切かもしれませんが、端的に言うと「ものすごくできる人か、ものすごくできない人」です。
個別授業では生徒一人一人のレベルに応じて、中学校の基礎から東大レベルの問題まで、幅広く授業で取り扱います。
また、講師との距離が近く、質問がしやすい環境です。
2、明確な苦手科目(分野)がある人
例えば、数学が全般的に苦手という人や、英文法の準動詞(不定詞、動名詞、分詞)が苦手。など、明確な苦手なものがある人はそれを集中補習したい人に向いています。
集団授業では振り返りの時間はなかなか取れません。しかし、個別であれば苦手な部分を徹底的に潰すことができます。
3、短時間に集中して学びたい科目がある人
これは、受験校で小論文が必要な生徒や、○○大学の対策をしたい。と具体的な目標がある場合の生徒です。
もちろん、苦手なことであれば2の項目と被ります。
特に多いのが、小論文でしょうか。
そもそも書き方がわからない。ただの感想文になってしまう。など、文章を書くことに慣れていない生徒にとっては、小論文は相当高い壁になります。
医学部系の生徒や、慶応を受験したい生徒は夏期講習の時間があるときに個別授業をとることをオススメします。
4、先生を自由に変更できる
これはあえて上には入れていませんでしたが、個別の場合は先生が嫌になれば違う先生に変えてもらえます。
先生の教え方が合わない、先生が苦手。などなど。距離が近い先生だからこそ、自分に合う先生に習いたいですよね。
こういった我儘も個別なら大丈夫!
【集団授業が合う人】
- クラスメイトと切磋琢磨したい
- 先生のペースに身を委ねたい
- 自分である程度はできる
1、クラスメイトと切磋琢磨したい
集団授業では、授業のはじめや最後に小テストを課す講師がいます。
その点数を競うことで、自身の学習意欲を駆り立てることできる生徒は非常に向いていると思います。
また、宿題の確認などでコミュニケーションをとることが多いため、個別よりも「みんなで戦う」という印象が強くなると思います。
2、先生のペースに身を委ねたい
これはあまり望ましいことではないのかもしれませんが、先生がペースを作ってくれることで、波に乗って勉強できる生徒もいます。
0から1を作ることは難しいけれども、1から5にも10にも自分に合うように変容できる力を持っている生徒は、先生にまずペースを作ってもらうために集団授業を受けるといいでしょう。
3、自分である程度はできる
付きっきりの個別授業と違い、宿題や自習は自分できちんとやらなければいけないのが集団授業です。
そのため、自分である程度できる力がないと、置いてけぼりになってしまいます。
学力ベースで要約すると、以下のイメージです。
個別が合う人…最上位層、下位層
集団が合う人…中間層、上位層
もちろん、予備校の用意している授業レベルによって、最上位層向けの集団授業のありますし、下位層向けの集団授業や中上位層でも個別のほうがいい生徒もいます。
要は、「自分に合ったスタイル」で勉強できることが重要なのです。
集団しかない予備校や個別しかない予備校もあります。
組み合わせている生徒もいるでしょう。
いかに自分に合ったスタイルで大学合格までの道のりをわかりやすく示すか。
それを第一に考えて、予備校選びをしてみてください。
いい先生に出会えれば、いい勉強法が見つかるはずです。
大学受験の結果が失敗に終わったとしても、今後の人生に必ず活きるはずです。
人生のどこかで必ず挫折することがあると思います。
それがどこであれ、いい経験となるはずです。
「生きてるだけで丸儲け」
ぜひ、くじけても一歩を踏み出しましょう。
それが後ろでも横でも前でも構いません。
【現状維持が一番の後退】です。
参考になれば幸いです。