今日は【表現の重要性】についてお話したいと思います。
なぜ【表現が重要】なのか?
日本人は、議論をするのがへたくそだと言われています。
自己主張ができず、相手の意見を尊重、というより意見を下げてしまうことも多々あるように感じます。
自己中心的な人を排除し、調和的な人を好む傾向にあるのでしょうか?
確かに、歴史的にみても異端な人をはじいてしまう文化がありますね。
しかし、現代は自己主張をしていかなければいけない時代です。
グローバル化の影響で、欧米の考え方も重要になっているのが事実です。
ただし、「自己中心的な言動をしろ。」というわけではありませんし、「常に批判や反発をしろ。」というわけでもありません。
言えばいいものではなく、いかに集団の中で個性を出すか?そしてそれが相乗効果となってよりよいものを生み出せるか?が重要です。
それでは、“表現”というものはどのようなものなのでしょうか?
表現の多様性を知ろう
表現には、「言語」「書道」「美術」「建築」などいろいろな要素が含まれています。
みなさんが一番できそうなものはどれでしょうか?
詩や小説、評論、小論文を書くことも表現ですし、絵や作品を作ることも表現です。
どれでもいいのです。
とにかく、“表現”というものは多種多様です。
しかし、これからの時代で求められる力として、「言語による表現」が求められやすいのではないでしょうか。
2021年から始まる、大学入試改革では、「大学入学共通テスト」国語にて記述問題が出題されるようになります。
他にも、いろいろな大学が記述式の問題を設定するとの方針を示しています。
今まで、自分の意見を述べる場は「就職活動」が初めてという方も多かったのではないでしょうか?
しかし、これからは大学受験でその場を体験することになります。
では、“表現”するためには何が必要なのでしょうか???
表現するために必要な要素
- 内省
- ニュースを読む
- 作品に触れる
1.内省
内省とは、「自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。」*1
つまり、「自分の過去の言動から、自身の価値観を把握すること」です。
これは就職活動では必須事項の、「自己分析」です。
今まで頑張ってきたことは何なのか?なぜ頑張れたのか?
嫌だなと思ったことは何なのか?なぜ嫌だなと思ったのか?
どういう人になりたいか?なぜそう思うようになったのか?
今までの経験や思いから、あなたがどういう思考回路をたどり、どのような回答をだしてきたのか。そのようなことを振り返ることを内省といいます。
これができないと、【あなたの意見】が出てきません。
一番重要なことだと思いますし、大人であってもこれがきちんとできていないと自己肯定感が低い大人になってしまいます。
2.ニュースを読む
文章を書く際に、あなたの意見ばかりではいけません。
評論文を読んでいるときに、筆者の意見だけが書いてあると途中から飽きてしまいますし、「ひとりよがり」な文章になってしまい、うんざりしてしまいますよね。
議論をしていても、ひとりだけずーっと意見を話していて、他の人の意見を全否定する人は嫌ですよね?
そうならないためにも、世間の動きを知ることが大事です。
特に、慶應大学の小論文では【教養の広さ】が重要な要素になっています。
世間の動きに対して、自分ならどのように解決・改善できるか?を考えるようにしましょう。
客観的な知識を持つことで、あなたの意見はより独自性・説得力を増します。
小論文ではあなたの価値観をはかっています。
より際立たせるためにも、ニュースに触れましょう。そして思考する習慣を身につけましょう。
3.作品に触れる
これは、読書や芸術鑑賞、歌を聴くことなどです。
感性を豊かにするために、いろいろな作品に触れてみましょう。
先人たちの思考を表現した作品に触れることで、あなたの感性が揺さぶられるはずです。
気になったら、すぐに調べるようにしましょう。そしてそこで得た知識を誰かに伝えましょう。
「○○美術館に行ってきた。すごかったよ。」
だけではだめです。
「○○美術館に行ってきた。△△っていう作品が女性蔑視を象徴して描かれた作品で、すごく強烈だった。現代だと絶対おかしい!ってなるやつだったなー。」
このくらいまでは言えるようにしましょう。
まとめ
これからの時代を生きるために、“表現”が重要です。
私はこのブログを通じてみなさんに私の価値観をさらけ出しています。
へたくそな文章で偉そうに言っていますが、書くことで上達すると信じています。
これからも駄文にお付き合いください。そして成長を見守ってくださるとうれしいです。