「勉強しなさい」という言葉をかけられた経験がない人はほとんどいないのではないでしょうか?
私も幼少期から「宿題はしたか、勉強しなさいよ」などの言葉を親や学校の先生からかけられていました。
正直、子どもの頃は「なんで勉強するのか?」という意義がわかっていませんでした。
とりあえず、いい学校に合格するために勉強をしていました。
では、なぜ大人は「勉強をしなさい」と言うのでしょうか?
それは、大人になってからしかわかりません。笑
自分自身、大人になってから「もっと勉強しておけばよかったな。」と思いました。
今回は、私なりに「勉強しなさい」と言う大人の心理を紐解いていきたいとおもいます。
- 大人になってからは勉強する時間が少ないから
- 学校で習うことは【教養】であり、教養を持たぬまま大人になって苦労した経験があるから
- 働いているうえで、必要な知識が学生時代に習得できたはずのものだから
これくらいでしょうか。
それでは、1つずつ見ていきたいと思います。
1.大人になってからは勉強する時間が少ないから
これはイメージしやすいと思いますが、学生時代は勉強する時間が1日の大半を占めます。しかし、大人になると日中は仕事をしなければならず、勉強するには朝早起きをするか、夜の少しの時間しかありません。
学生が勉強をすること=大人が働いてお金を稼ぐこと
という式ができると思います。
つまり、学生のみなさんが勉強をすることは、お金を稼ぐことと同義なのです。
2.学校で習うことは【教養】であり、教養を持たぬまま大人になって苦労した経験があるから
例えば、漢字の読み方や都道府県の場所など。
わかる人からすれば、「そんなことも知らないの?」という内容かもしれません。
恥ずかしい経験をした人は、劣等感が生まれてしまいます。
そして、その「劣等感を子どもには味わってほしくない。」という想いから、子どもに対して「勉強しなさい」と言うのではないでしょうか?
確かに、親の押し付けと言われたらそれまでです。
しかし、教養がある人とない人では、生活のしやすさが格段に違うと思います。
仕事をしていると、いろいろな人と話さなければなりません。
その際、雑談が重要になってくるのですが、相手の話している内容を理解できないと会話が止まります。
円滑にコミュニケーションをとることが仕事をする上で重要な能力である以上、ある程度の教養は身に着けておいた方がいいでしょう。
※ただし、他人に対してあなたの教養を押し付けることはしないでください。
あなたが教養を持っていたとしても、それは他人には関係ありません。
あくまで自身の精神状態を保つものとして、教養を身に着けておく。そんなくらいの意識でいてください。
3.働いているうえで、必要な知識が学生時代に習得できたはずのものだから
営業職に就いた際、まずはマーケットの選定をしなければいけません。
企業向けの商品を個人に売ることは至難の業です。
また、逆もしかり。
マーケットの選定で、あなたの商品が生きるか死ぬかが決まります。
他にも、顧客ひとりひとりのニーズは違います。
では、どうすればニーズを引き出せるのか。
こういった思考回路は働きながら養成することもできますが、大学時代にマーケティングについての授業を受講していれば、すぐに理解できるはずです。
その他の職業であっても、基本的な知識は学生時代に習得できるものが多いのが現状です。
働いてから勉強するのは前述のとおり至難の業です。
このような理由から、親や学校の先生は「勉強をしなさい」と子どもに言うのでしょう。
勉強はあなたの世界・未来を広げてくれるものです。
しかし、それはなかなか理解できません。
どのように世界が広がるのか、どのような利点があるのかは誰にもわからないからです。
「利益がないことはしない」
このような打算的な考え方や生き方は学生時代にはいりません。
昨日挙げた記事でも書いていますが、経験することが人生において重要なことなのです。
死ぬ直前に「学生時代にいろいろやってきてよかったな。」と思えるように、今は失敗してもいいのでいろいろなことに挑戦してみてください。