日々過ごしやすくなっている今日この頃。
私が現役生の頃はまだ自身の志望校は1つしか決めていませんでした…
さて、今日は、【学習の最終形態】と評して、学習とはどのようなものかを解説したいと思います。
- 習う
- 真似る
- 自分なりの感覚を掴む
- 誰かに教える
1.習う
無知なままでは問題は解けません。
まずはわかる人による解説と、解法を教えてもらいましょう。
従来の学校や予備校の授業ですね。
単語の勉強などもここに含まれます。
全てにおける基礎基本がここに該当しますので、疎かにしないこと。
2.真似る
次に、習ったことを真似て自分で問題を解いてみましょう。
一般的には「問題演習」と言われる工程です。
数学の教科書でいうところの、「問題」ですね。
習った解法を真似るだけで解ける問題が多いです。
3.自分なりの感覚を掴む
これは非常に抽象的かもしれませんが、これが重要なステップです。
習って解いて、自分の中で「こういう問題文の際にはこのような解法を用いてこう答える」という答えまでのルートを自分で導けるようになることが【自分なりの感覚を掴む】ということです。
例えば、英文法の難関単元であると「関係詞」では、関係代名詞と関係副詞の使い分けや関係詞の非制限用法など今までとは一味違った敵と向き合うことになります。
非制限用法では、だいたいはwhichを使えばいいんだな。
関係代名詞と関係副詞の使い分け方はここに注目をしたらいいんだな。
など、問題演習をたくさんこなすことで『着眼点』の法則が見えてくるはずです。
この着眼点が合っていれば、誤答の可能性は限りなく低くなります。
一般的に、この段階まできちんと出来ていれば良しとされています。
しかし、私はこの段階では足りないと思います。
なぜなら、【複雑な問題に対して、思考が止まってしまう可能性が高いから】です。
それでは、私が思う学習の最終形態についてお話しします。
4.誰かに教える
最初のステップの習うから、逆の立場へ。
同級生や塾講師にその単元や問題について解説を行うことが学習の最終形態です。
今までのステップ全てを駆使して、他人に理解してもらえるように説明する。
これが非常に難しい。
特に、「なぜこの問題にこの解法を使うのか」という理論的な部分や「この問題が出たらほとんどはこれを使うな。」という感覚的な法則をきちんと他人が理解できるように説明するのは非常に難しいです。
スポーツをやっていた人なら少しわかるかもしれませんが、
身体の動かし方などの感覚を言葉で表現するのは難しいですよね。
それと同じです。
自分の中にある「自分だけの感覚」を「誰にでもわかる言葉」に変換するというのは並大抵のことではありません。
初めて意識する、言語化。
これがきちんと出来、他人に対して正しい説明、質疑応答ができた時、あなたはその単元においてはスペシャリストになります。
「完璧には説明できないから無理だ…」と完璧を求めて説明の機会を失ってはいけません。
説明途中でどうしても躓いてしまうポイントや、答えることのできなかった質問などがあれば、そここそが【あなたの伸びしろ】なのです。
英語や数学については比較的このサイクルを回しやすいと思いますので、ぜひやってみてください。
これが進むと
問題出題者が用意した「ひっかけポイント」を瞬時に見抜くことができ、模試の偏差値もグンと伸びます。
参考になれば嬉しいです。