AO入試には、書類選考と面接の2回があります。
中には、面接を複数回行う大学もあります。
「AO入試の面接では何を話したらいいのか?」
本日のテーマはこちらです。
1.面接は夢を語る場所
AO面接では、あなたがこの大学で何を学びたいのか、そして大学で学んだ内容をどのように活かしていきたいのかという夢を語りましょう。
面接官は、「なぜうちを志望したのか?」という質問を投げてきます。
これの意味は、「あなたはどれだけわが大学のことを調べているのか。」ということです。
ここで、中途半端なことを言うと、「それは他の大学でも学べると思いますよ?」とカウンターを食らってしまいます。
この大学だからこそできること、そしてこの大学で学び、それをどのように今後の人生で活かすのか。
そういった人生設計も一緒に述べるとよいでしょう。
2.話は結論から述べる
面接官はこのように質問をしてきます。
「あなたの長所を教えてください。」
「この大学で学びたいことは何ですか。」
「あなたは高校生活でどのような学びを行ってきましたか。」
このような質問に対して、エピソード(具体例)から話してはいけません。
「はい、私の長所は○○です。私は~~」
「はい、私が御校で学びたい内容は○○です。なぜなら~~」
「はい、私は○○に力を入れています。取り組みに至る経緯を申し上げますと~~」
以上のように、まず結論を短く述べ、その後に必要であれば具体例を付けて話しましょう。
3.面接官からの質問を誘導する
これは面接において高等技術です。
エピソードをすべて話す必要はありません。
重要な要素をつなげて話しましょう。
そうすると、面接官に刺さった際には「ほかに具体的なエピソードはありますか?」とか、「その活動をする上でどのようなことに注意していましたか?」など、追加の質問が来ます。
これに対してあなたがきちんと準備を行っていれば、しめたものです。
あなたは、その面接という場を支配しているに等しいです。
自分が伝えたいことを、相手から質問させる。
これができれば合格への道は開けたも同然です。
しかし、注意していただきたいのは、「あまりにも話をまとめすぎてよくわからなくなってしまうこと。」です。
この見極めが非常に難しいですね。
面接というと、面接官や自分が一方的に話すイメージをもってしまい、焦って話してしまう人もいるのではないでしょうか?
しかし、違います。
面接は、
大学関係者とお話しする場
です。
コミュニケーションをとる場です。
ものすごくかみ砕いていうなれば、合コンのようなものです。
自分のことだけ話す人を好きになりますか?
相手との会話のキャッチボールができない人と付き合おうと思いますか?
思わないですよね。
試験ではありますが、相手は人です。
どんなに適切な回答であろうとも、どんなに経験豊富であろうとも、人が選抜を行いますので、コミュニケーションの取れない人や会話がかみ合わない人に合格は出しません。
言い方は悪いですが、
「年上の方とお話しする機会」だと思って気楽に臨みましょう。
そうすることで余計な緊張をすることなく、のびのびとしたあなたの表情や言葉を感じ取ってくれるはずです。