木枯らしが吹く季節になりました。
朝晩は冷え込みますね。
だんだんと服装が変わってきています。
さて、今日は大学のことではなく、中高の情報です。
中高の改革が激しすぎる!
東京都内の私立中高が続々と改革を行っています。
力を入れている内容は基本的に
「ICT機器の活用」
「グローバル人材の育成」
です。
職業柄、いろいろな中高へお話を聞きに行きますが毎年何か改革を行なっている学校があります。
特に東京都内。
数が多すぎます。
受験生やその保護者の方々は大きな相談会へ行ったとしても理解できぬまま帰宅することも多いのではないでしょうか?
一例ではありますが、大幅改革を実施している(実施する)学校を紹介します。
村田女子高等学校
2019年4月より、広尾学園との教育提携を進めています。
また、伝統的な商業化は募集停止に。
普通科1本で行くとの方針を出しています。
また、2021年度(現中2が受験する時)には、共学化をする方針です。
今年設置したグローバルリーダーコースは少数精鋭ですが、非常にレベルの高い生徒が集まっています。
なんと、グローバルリーダーコースに合格すると、授業料などが3年間無料に。
3ヶ月の語学研修も保険費用だけの負担です。
定員が22名と非常に少ないですが、合格できたら3年間ほぼ無料で学校に通えるのは嬉しいですね。
広尾学園の先生方も続々と村田女子高校へ転任、もしくは兼任しており、今後も広尾学園イズムを取り入れつつ成長するのではないでしょうか。
国本女子中学校・高等学校
こちらは中学校の改革です。
卒業時にカナダと日本の高校の卒業資格を取得できる、ダブルディプロマコースを開設します。
今まで中学校はほとんど生徒がおりませんでしたので、その状況を打破しようとしての策かと思います。
カナダのアルバータ州と提携をして、カリキュラムなど多くの要素を取り入れるようです。
似たような学校として、文化学園大学杉並中学・高等学校があります。
文化学園大学杉並中学・高等学校 | 2018年度 文杉の共学化がスタート!! 新しい出会いが 新たな価値を生む。
内容としては類似性がありますので、どちらを見ても参考になるかと思います。
他にも、さまざまな学校が改革を毎年のように打ち出しており、東京都内の私立は偏差値の上下動が激しいように思います。
ちなみに、神奈川県では以下の学校が改革を実施します。
横浜中学校・高等学校
こちらは、高校入学生が共学化。
中学校は中高一貫コースのままで、男子のみの受け入れとなります。
野球が強いというイメージをもつ人も多いかと思います。
女子生徒の獲得によって、そのイメージがどのように変容するかも楽しみですね。
また、横浜中高はグローバル教育に力を入れており、海外大学へ日本の大学に行くのと同等の価格で行くことが可能になっています。
今までにない、【海外大学との提携】を行い、安価で進学してもらうことができるのが横浜中高の売りでしょう。
今後も色々な大学と提携を進め、進学先の選択肢を広げるようです。
英理女子学院高等学校
今年4月から、名前を英理女子学院高等学校へ改称。
以前は高木学園女子高等学校でした。
こちらもグローバル教育に力を入れ、新しいコースを生み出しています。
今後もさまざまな改革が行われることでしょう。
聖ヨゼフ学園中学校・高等学校
こちらは女子校だったのが、共学化します。
小学校まで共学でしたので、そのまま進学することが可能になったのは小学生にとって大きな変化かと思います。
東京都内の改革についてお話しするつもりが、神奈川県内も同様の数紹介してしまいました。
ただ、大きく違うのは
【偏差値の変動】です。
東京都内は改革を行うと偏差値の変動が大きく、今までとは全く違う学校という印象を与えます。
一方、神奈川県内では偏差値の輪切りの中に収まっており、大幅に飛び出さないのが特徴かと思います。
私立高校を目指す人にとって、学費が大きなハードルとなっていることは間違い無いでしょう。
各都道府県のHP等で支援のページがございますのでご参照ください。