今年は中高、大学ともに人を呼んでの説明会が軒並みオンライン説明会に変化しています。
コロナの危険性、動員数の制限なしなど、オンラインでやることのメリットもありますが、正直言って
つまらない。
では、なんでつまらないのか?
そしてどのようにオンライン説明会を見たら楽しめるか?
こちらをお話していきたいと思います。
1、オンライン説明会がつまらない理由
これは間違いなく、
説明の仕方に工夫がない
からでしょう。
学校紹介ムービーを流し、コース(学部学科)説明をし、入試要項を説明する。
そんなオンライン説明会ばかりです。
ただでされ集中力の続きにくいオンラインで、こんな説明会だと離脱してしまいます。
心ここにあらずのまま、ただ動画を垂れ流す。
そんな状況で見終えた人もいたでしょう。
それでは学校に対する興味が全く頭に残りませんし、学校を比較する際の判断材料がありません。
しかし、ずーっと集中することはできません。
これは教員、職員がオンラインに精通していないということもあるでしょう。
ぜひ対策してほしいですね。
2、動画の作り方が視聴者に合わせていない
これは中高に多いですが、動画の作成に携わったことのない人、動画を頻繁に見ていない人は視聴者の心理を理解していません。
学校が伝えたいことを動画にして流しているだけです。
これではただの自己満足動画です。
視聴者に理解してもらうには?
視聴者が飽きないためには?
視聴者が知りたいことは?
ニーズの把握が不十分なままでは満足感も理解も得られません。
私も動画を仕事にしているわけではないので、アマチュア目線ではありますが、
「視聴者に寄り添った動画」の例としては以下のようなものがあると思います。
- 概要欄に各コーナーの目安時間を記載する
- 双方向型のコミュニケーションをとるため質問コーナーを用意する
- 他校とのわかりやすい比較を行う
- コースの最低合格点を示す
- テロップを活用する
このようなところでしょうか。
特に、アーカイブで動画を残す予定なのであれば、必ず概要欄に各コーナーの時間を記載したほうがいいです。
また、質問コーナーの回答集みたいなものも概要欄にリンクを掲載すると見やすいと思います。
質問コーナーをやっているとしても、質問内容がテロップで表示されておらず、途中から参加した人には何に対する回答なのかがわかりません。
事前に質問を集め、回答を用意しているのであればテロップで出してあげると良いでしょう。
ライブの場合はアーカイブで残してあげましょう。
情報を残すこと。
オンラインだからこその気遣いをしてほしいものです。
オンライン説明会がつまらない理由を述べてきましたが、今度は
「どうすれば有意義に見ることができるのか?」に対する私の考えを述べていきます。
3、オンライン説明会を有意義に見る方法
- 他の学校ページ(中高であればカリキュラムや学校の特色ページ、大学であれば学部学科のページ)を合わせてみる。
- 事前に大学について調べておく
- 説明している担当者や動画内に登場する人物の表情、言動に注目する
- 見終わった後に必ず情報の整理をする
以上です。
まずは、動画だけでなく学校のページを覗いてみましょう。
ずーっと動画を見ているのは退屈ですので、自分の関心に合わせて学校のHPを探検しましょう。
事前に時間が取れる際には、必ずHP探検を済ませておきましょう。
次に、説明会中に登場する人物の表情や言動に注目してみましょう。
「あらさがし」をするのではありません。
特に、日常生活に関する部分には注目をしましょう。
人柄や雰囲気を感じ取ることができると思います。
「雰囲気、空気感」は通学するうえで大事な要素です。
最後に、説明会を終えた後に情報の整理をしましょう。
上記注目点に関するメモをまとめ、学校に対する興味、他校との比較分析など。
「行きたくないけどとりあえず受ける」という気持ちはわかりますが、どこに合格するかはわかりません。
ないがしろにすることなく、分析しておくことで入学後のギャップは減ります。
いかがでしたか?
他にも、オンライン説明会を見てみて、みなさんが持った感想などがあればぜひお聞かせください。