年明けからだいぶ日が経ってしまいましたが、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
年が明け、すぐに緊急事態宣言が発令されました。
大学入試に関しては特段影響はないとのことですので、今まで通り実施される方針です。
※私立大学の一般入試については随時変更の可能性がありますので、必ず受験する大学のHPをご確認ください。
さて、今週末に迫った大学入学共通テスト第1日程ですが、準備は進んでいますか?
センター試験時代には、“ただ問題を解くだけではない“部分が存在していました。
当然、大学入学共通テストでもそれは残っている部分もありますので、解く際の注意事項をお教えします。
- 1、受験番号と試験会場コードを記載・マークすべし!
- 2、試験開始直後、問題冊子を全部パラパラめくるべし!
- 3、問題は最初から解き始めるべし!
- 4、問題文にも解答の痕跡を残すべし!
- 5、見直しは2周すべし!
- 6、休憩時間は次の科目の復習をすべし!
1、受験番号と試験会場コードを記載・マークすべし!
これはどの科目でも必要です。
科目ごとに配布されるマークシートに、受験番号と試験会場コードを記入・マークすることを忘れないでください。
配布された際に必ず指示が出されますので、一番先に行いましょう。
※理社科目は、具体的な試験科目をマークすることになります。
物理基礎や世界史Bなど、科目のマークも忘れずに行いましょう。
2、試験開始直後、問題冊子を全部パラパラめくるべし!
試験開始直後から、問題を解き始めてはいけません。
必ず、問題冊子をすべて見通してから解き始めてください。
なぜなら、今回の共通テストは過去問がないからです。
各予備校が作成した予想問題は解いてきたかもしれませんが、それが当たっているとも限りません。
つまり、今まで解いてきた問題形式とは異なる可能性があるため、一度問題冊子をすべて見通して、特殊な問題がないかチェックしてから解き進めるようにしましょう。
皆さんが練習していた時と同様の読解ペースでいいのか、特殊な問題が出てそうであればペース配分を変更したほうがいいのかを考える時間をしっかりとりましょう。
後で気付いて「なんだこれ…」となってからでは心を落ち着けることができず、それ以降は平常心で解くことができません。
3、問題は最初から解き始めるべし!
英語の長文問題から解く人、国語の古文から解く人、数学の得意な分野から解く人
それぞれいると思いますが、最初から解き始めることをオススメします。
上記のように、途中から解き始めることは、マークミスにつながりやすいからです。
途中から解き始めることを極めていなければ、「配点が高いから」という安易な理由で解き方を変更しないほうがいいです。
4、問題文にも解答の痕跡を残すべし!
これは皆さん実施されていると思いますので、わざわざ言うことではないと思いますが、見直しをする際に、きちんとマークがされているかチェックするために解答の痕跡を残しておきましょう。
これがないとマークしたものが自分の意図と合致しているか確認ができません。
5、見直しは2周すべし!
1回解き終わり、見直しをすることになると思います。
見直しをする際には、下記に注意しましょう。
- マークミスをしていないか。
- 問題用紙の解答の痕跡と合っているか。
- 受験番号と試験会場コードを記載・マークしているか。
- 受験科目のマークをしているか。
以上です。
特に、問題のマーク番号と自分自身の解答がきちんとつながっているか確認をしましょう。
試験中は気付かなくても、うっかり同じ解答番号にマークしてしまって、それ以降マークがずれている可能性があります。
そして受験番号と試験会場コード、受験科目のマークは最後の最後にきちんと確認しましょう。
これがなければ0点です。
6、休憩時間は次の科目の復習をすべし!
科目ごとの休憩時間に、近くの友人と話をすると、必ずと言っていいほど「さっきの科目の答え合わせ」が行われてしまいます。
正直言って、その時間は無駄です。
受験生同士での答え合わせは意味がありません。ただ不安になるだけです。
休憩時間に振り替えることはやめて、次の科目の復讐をしましょう。
予習をする際には、やった範囲で勘違いしていないことを確認する程度で構いません。
くれぐれも、新しい内容をやらないこと。
受験会場で手に入れた知識のせいで、今まで定着していた知識が不安定になる可能性があります。
試験会場では、「失点しない」ということを最重要視してください。
以上です。
入試改革により名称がセンター試験から大学入学共通テストに変わりました。
(内容はほとんど変わっていません。)
コロナ禍で準備が難しい1年を過ごしてきたと思います。
当日を安全かつ健康に迎えられ、平常心で受験が終わることを祈っています。
この記事に出会った皆様が良い結果を残せますように。